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美容外科と失敗による心の傷
「手術に失敗した。」
美容外科は、最近でこそ、その経験を語ることが「潔い」と受け止められたり、手軽に・・・ときには、安易に・・・臨む傾向が高まってきている。しかし、それでもやはりまだ日本では、公然と「私は美容外科手術を行った」という人は少ないのが実情だ。ましてや、「手術をして失敗した」と、告白する人はほんの一握り・・・多くは泣き寝入りをしているのが実情だ。
また、「失敗」とはまではいわないまでも、思っていたイメージとかなり違っていた、痛くないという話だったのに耐えられないほどの激痛だった、すぐに元に戻ってしまった・・・など、治療を受ける前には見えなかった・・・あるいは、巧みに隠されてしまっていた・・・実情が、のちのち明らかになることがよくある。そして、悲しいことに、そのときになってどうすることもできない窮状にひとり置かれてしまうことは、決して珍しくないのだ。
否定的な結果をもたらしてしまった原因のひとつとして、やはり事前の話し合いや情報が不十分だった、または偏っていたことが挙げられるようだ。短いカウンセリングで、当人がよく納得しないうちに即手術、ということも、また、カウンセリングにあたった医師と、実際の執刀医が違っていた、という医療機関もあるという話だ。
失敗したら再手術をすればいい、というものではない。失敗による身体的なダメージは安易に考えるべきものではない。目の美容外科手術のひとつ、埋没法を受け、糸が切れてしまったために3回もやり直した方がいる。そのため瞼がたるみ、顔面がマヒ状態になってしまうということもあるのだ。それは金銭的にも、そして何よりも心に深い傷あとを残すことになる。
そして意外に思われるかもしれないが、成功しても、100パーセント幸せに結びつくとは限らない、ということも忘れてはならないだろう。不幸にも周りから肯定的に受け止められなかった、美容外科手術を受けたことが周囲からも、そして何より、自分自身からも快く受け止められなかった、ということがあるのだ。
何事でもそうだし、すべてが事前に予測できるわけではないが、必ずしも肯定的な面ばかりではない、ということをやはり肝に銘じて美容外科に臨むべきではないだろうか。
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